新型コロナウイルス感染症その4
- 2020.04.02
- 院長ブログ
日本はPCR検査数が少ない・検査までのハードルが高いとマスコミは批判しておりますが・・・欧米諸国に比べて圧倒的に死亡者数が少ない事実から考えれば決して間違っていないのではないでしょうか?むしろ評価されるべきではないでしょうか?
テレビの報道では「早期発見・早期治療のため検査は必要だ!」と耳にします。しかし、早期に発見したとしても新型コロナに有効な治療がありません。治療は極端に言えば「早く家に帰って、温かくして、美味しいものを食べて寝なさい。」ということです。では検査に意味がないのでしょうか?そんなことはありません。極初期において、感染拡大を防ぐための隔離政策には有効です。ところが感染が拡大し、コロナ陽性患者は原則入院となる現状では、有効とは言えません。当然ベッドは満床となり、スタッフは疲弊、通常の診療も出来なくなってしまい、重症コロナ患者のみならず他の疾患で助かるはずの患者を助けることが出来なくなってしまいます。これが医療崩壊です。となればやみくもに検査するとデメリットの方が大きくなってしまうと考えるべきです。あれだけ多く検査をしている欧米は、うまくいってませんよね。
私は早く政府が緊急事態宣言をし、症状のある方のみを検査し、軽症患者は自宅待機とすることを望みます
次回に続けるつもりです・・・
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