直美 その3

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そろそろこの話は終わろうと思います。この話は3つの側面から考える必要があります。

①美容を選ぶ若きドクター

②そこで施術を受ける側(あえてお客様)

③医師の偏在                の3点です。

① 自分の人生なのでどうしようと自由なのですが、生涯美容医療に携わることが出来るかは甚だ疑問です。医療とは、経験を積むことを大変重要とする職業です。実は、一生のうちに病気の方を治療・手術をする機会は非常に少ないのです。特に外科系は、若いうち、如何に技術を習得するかにかかってますので尚更です。せっかく医師になったのだから、美容ではなく病気で困っている方の、少しでも役立つことを目指しませんか?

② 私が医者になりたての頃、某教授が「医者を選ぶのも寿命のうち」とおっしゃっておられました。それぐらい医者選びは重要であるということです。 最近、SNSで病院を選ぶことが多いと思います。特に美容部門は、YouTube・Instagram・TikTok・Xなどで選ばれるようです。実際は発信も多いですし!    私は、医療系SNSの情報に関しては、参考程度にすることが望ましいと考えております。いやむしろ危険と言ってよいでしょう。そもそも手術が上手いということは、一種の才能なのです。従って年齢、性別、経歴(出身大学・どこの施設で研修したのか?・どの先生に師事したのか?)、専門医の有無は、全く関係ありません。 では何を参考にすればよいのでしょうか? 昔から「石の上にも三年」ということわざがあります。一つの施設で3年以上在籍経験のある、ドクターを選ばれてみてはどうでしょうか?

③ 直美とは、医師の偏在問題の一例に過ぎません。 医師の偏在とは、簡単に言えば外科系・小児科・産科が減少しその他の科に集中する現象です。 これは既に顕著に表れており、小児科医は減少し開業医ですら足りていない状態です。また地方では、すでに出産困難な状態になりつつあります。近い将来癌の手術が何カ月待ちになるでしょう。いやすでに始まっています。 本来はこちらの方こそ重要な問題なんです!何故か直美の方たちがSNSで派手な私生活を発信し、さらに医師3年目で年収〇千万である為、マスメディアが取り上げる格好の材料となっております。実際、以前に比べて美容外科を目指す方が多くはなっておりますが、そこは大した問題ではありません。外科系の医師を目指すものが少なくなっていることに目を向けて頂きたいです!